人間には本来生物として持っている自然の生体リズムがあり、これを生体恒常性(サーカディアンリズム)といいます。これが正常に働くことにより、私たちの体内時計や血圧、ホルモンの分泌などが正常に働くようになっています。
サーカディアンリズムのしくみ
- サーカディアンリズムは1日は25時間にプログラムされており、朝太陽の光を浴びることで24時間にリセットできる。
- サーカディアンリズムの働きにより、夜は睡眠に必要なホルモンが分泌されスムーズに睡眠に入ることができる。さらに質のよい睡眠ができることで、その後成長ホルモンも分泌されるなど、ホルモン分泌にも関わる。
- 急激な食事制限により摂取カロリーが減少し飢餓状態になると、体の消費エネルギーを最小限にして生命を維持しようとするのも、サーカディアンリズムの働きによる。
- 体が酸性やアルカリ性に傾きすぎないように、体内のミネラルバランスを調整していいる。
このように、サーカディアンリズムは私たちの生命維持に深く関わっている大切なシステムです。どれも重要な働きですが、特に注目すべきは1日の長さを24時間に毎日リセットし直す事です。これによりホルモン分泌が正常になり、若々しい肌や健康的な体の維持につながります。
体内時計を24時間に戻す方法は簡単で、朝起きて太陽の光を浴びることです。朝からしっかり活動するためにも、朝は余裕をもって起床し、深呼吸をしながら伸びをして太陽の光を浴びてみましょう。
